ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはGSHの調節を介して、過酸化水素が誘発した腸の酸化的損傷を軽減する: in vitroスクリーニングと大腸炎のモデルマウスを用いるin vivo評価

Quercetin Alleviates Intestinal Oxidative Damage Induced by H2O2 via Modulation of GSH: In Vitro Screening and In Vivo Evaluation in a Colitis Model of Mice

要旨:
Caco-2細胞に過酸化水素を作用させ、腸管への酸化ストレス惹起のモデルとした。多くの植物由来の天然物をスクリーニングしたところ、ケルセチンが最も高い抗酸化活性を示した。また、デキストラン硫酸ナトリウムで惹起したマウスの大腸炎状態を、ケルセチンが効果的に緩和し、血中のGSHを増大させた。