ケルセチンは糖尿病血管系におけるミエロペルオキシダーゼ依存性の次亜塩素酸の生成と内皮機能不全を軽減する
Quercetin Attenuated Myeloperoxidase-Dependent HOCl Generation and Endothelial Dysfunction in Diabetic Vasculature
- 出典:
- Journal of Agricultural and Food Chemistry
- 2021
- 69
- 404–413
- DOI:
- 10.1021/acs.jafc.0c06335
- 要旨:
- Vitro: ミエロペルオキシダーゼは、高グルコース濃度下で次亜塩素酸の発生を促進し、血管内皮細胞の損傷を招く。これが糖尿病性動脈硬化症の原因であるが、ケルセチンは次亜塩素酸の発生を阻害し、内皮細胞を損傷から保護した。Vivo: 糖尿病モデルマウスにて、ケルセチンは動脈の内皮機能不全を改善し、血管中ミエロペルオキシダーゼの発現と活性を抑制した。