ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

デキストラン硫酸ナトリウムが誘発するマウスの炎症性腸疾患のケルセチンによる緩和効果: トランスクリプトーム解析による経路の特定

Dietary Quercetin Alleviated DSS-induced Colitis in Mice Through Several Possible Pathways by Transcriptome Analysis

著作名:
Yuanyang Dong
Jiaqi Lei
Bingkun Zhang
出典:
Current Pharmaceutical Biotechnology
2020
21
1666 - 1673
DOI:
10.2174/1389201021666200711152726
キーワード:
デキストラン硫酸ナトリウム
炎症性腸疾患
マウス
ケルセチン
トランスクリプトーム解析
動物実験
要旨:
デキストラン硫酸ナトリウムで惹起した炎症性腸疾患モデルマウスにケルセチンを投与すると、諸症状が改善された。腸組織のトランスクリプトーム解析にて、関与する遺伝子を特定した。その結果、炎症性腸疾患の進行はERK1/2-FKBP経路およびRXR-STAT3経路で起こり、ケルセチンの関与はS100a8/9およびFBN2の下方調節で薬理作用が発揮される。