ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとミリセチンによる、Rhoの不活性化を介する腸上皮細胞のバリア機能の強化

Barrier-promoting efficiency of two bioactive flavonols quercetin and myricetin on rat intestinal epithelial (IEC-6) cells via suppressing Rho activation

著作名:
Jing Fan
Tie-Jing Li
Xin-Huai Zhao
出典:
RSC Advances
2020
10
27249-27258
DOI:
10.1039/D0RA04162A
キーワード:
腸上皮細胞
IEC-6
ケルセチン
ミリセチン
バリア機能
Rho
要旨:
ラット由来腸上皮細胞IEC-6を用いる、ケルセチンおよびミリセチンの薬効評価。両方とも2.5–20 μmol/Lの濃度で細胞毒性を示さず、5 μmol/Lでは細胞のバリア機能が高まった。関連するmRNAおよび蛋白質の発現は、1.1–3.4倍に達した。メカニズムとして、フラボノイドによるRhoの不活性化を提唱した。