ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

絹フィブロインナノ粒子は、デキストラン硫酸ナトリウムが誘発したマウスの大腸炎における、ケルセチンの免疫調節特性を強化する

Silk fibroin nanoparticles enhance quercetin immunomodulatory properties in DSS-induced mouse colitis

要旨:
デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)で惹起した大腸炎の病態モデルマウスを用いる、絹フィブロイン(繊維状の蛋白質で絹糸の主成分)にケルセチンを担持したナノ粒子の薬効評価。ナノ粒子を投与すると、病態指標値を著しく改善した。ナノ粒子はまた、大腸における炎症誘導因子(TNF-α・ IL-1β・IL-6・Mcp-1・Icam-1・Nlrp3・iNOS)の発現も減少させた。