ケルセチンはdb/dbマウスのSIRT1/NLRP3経路を介して、糖尿病性脳症への保護効果を発揮する
Quercetin protects against diabetic encephalopathy via SIRT1/NLRP3 pathway in db/db mice
- 出典:
- Journal of Cellular and Molecular Medicine
- 2020
- 24
- 3449-3459
- DOI:
- 10.1111/jcmm.15026
- 要旨:
- 糖尿病の病態モデルマウスにケルセチンを投与すると、学習能力と行動に改善が見られた。また、インスリン抵抗性と空腹時血糖値にも改善が見られた。ケルセチンは神経とシナプスに関連する蛋白質を増加させ、炎症に関連する蛋白質を減少させた。従って、ケルセチンはSIRT1/NLRP3パスウェイの調節に深く関与して、糖尿病性脳症に効果を示した。