ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

重度の肥満にて、皮下脂肪組織細胞由来のサイトカインは耐糖能障害の初期マーカーであり、ケルセチンで調節し得る

In severe obesity, subcutaneous adipose tissue cell-derived cytokines are early markers of impaired glucose tolerance and are modulated by quercetin

要旨:
減量手術を受けた重度の肥満者92名から採取した、生体サンプルを用いるケルセチンの薬効評価。経口グルコース負荷試験の結果から、正常耐糖能・耐糖能障害・II型糖尿病3グループに分類した。耐糖能障害およびII型糖尿病由来の、脂肪間葉系幹細胞をケルセチンで処置すると、TNF-αが低下し、炎症サイトカインの分泌(IL-9・IL-13・MIP-1β)が大幅に低下した。