ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは肺上皮細胞のNOX2/ROS/NF-κBを調節して、リポ多糖が誘発した酸化ストレスと炎症を防止する

Quercetin Prevents LPS-Induced Oxidative Stress and Inflammation by Modulating NOX2/ROS/NF-κB in Lung Epithelial Cells

著作名:
Ok-Joo Sul
Seung Won Ra
出典:
Molecules
2021
26
6949
DOI:
10.3390/molecules26226949
キーワード:
肺上皮細胞
A549
リポ多糖
活性酸素種
ケルセチン
抗酸化作用
抗炎症作用
NOX2
要旨:
肺上皮細胞A549をリポ多糖で処置すると活性酸素種が上昇するが、ケルセチンを添加すると低下した。ケルセチンはまた、NF-κBの働きを抑制し、リポ多糖がもたらした炎症誘導物質(TNF-α・IL-1・IL-6)を減少した。また、根底にあるメカニズムとして、ケルセチンはNADPHオキシダーゼ-2(NOX2)の産出を阻害して、抗酸化作用と抗炎症作用を発揮した。