ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

老化したICRマウスにおける食物性終末糖化産物が誘発する認知障害: ケルセチンの保護的役割

Dietary Advanced Glycation End Products–Induced Cognitive Impairment in Aged ICR Mice: Protective Role of Quercetin

要旨:
老齢マウスに食物性終末糖化産物を与えると、記憶障害を引起こすが、ケルセチンには修復作用がある。ケルセチンは、マイクロRNA(miR-219・miR-15a・miR-132)の発現を促進し、タウ蛋白質のリン酸化を阻害した。また、ケルセチンは腸内細菌叢を整え、酪酸を増やした。