イソラムネチンで前処理した臍帯由来間葉系幹細胞: 有望な火傷の治療法
Umbilical cord-derived mesenchymal stem cells preconditioned with isorhamnetin: potential therapy for burn wounds
- 出典:
- World Journal of Stem Cells
- 2020
- 12
- 1652-1666
- DOI:
- 10.4252/wjsc.v12.i12
- 要旨:
- 2度の火傷を負わせたラットの皮膚に、ヒト臍帯由来間葉系幹細胞を移植した。同細胞を予めイソラムネチンで処理した場合と、しない場合とを比較した。イソラムネチン処置群の方が、24時間後に火傷領域が減少し、48時間後には完全に傷口がふさがった。イソラムネチン処置はIL-1β・IL-6・Bcl-2を下方調節し、TGF-β・VEGF・Bcl-2・MMP-9は上方調節した。