マウスが得るエタノールの報酬特性に関する、ケルセチンの効果
Evaluation of the effects of quercetin on the rewarding property of ethanol in mice
- 要旨:
- マウスにエタノールを腹腔内投与して、条件付け場所嗜好性を設定した。その後、先にケルセチンを投与して30分後にエタノールを投与することを毎日繰り返すと、13日で条件付け場所嗜好性が消滅した。ケルセチンはまた、条件付け場所嗜好性の取り戻しを阻害する効果も認めた。これらの結果は、ケルセチンの断酒薬としての可能性を示唆した。