ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

天然に存在するフラボノイド、イソラムネチンの抗結核活性

Antituberculosis Activity of a Naturally Occurring Flavonoid, Isorhamnetin

要旨:
Vitro: イソラムネチンは、多剤耐性を獲得した結核菌H37Rvに、158 μMの最小発育阻止濃度の抗菌活性を示した。インターフェロン-γ(INF-γ)で刺激したヒト由来肺線維芽細胞MRC-5にイソラムネチンを添加すると、TNF-αおよびIL-12の産出を抑制した。Vivo: リポ多糖で惹起した肺炎のモデルマウスにイソラムネチンを投与すると、肺組織中のIL-1β・IL-6・IL-12・INF-γが顕著に減少した。