ケルセチンはマウスのSIRT1/小胞体ストレス経路を介して糖尿病性脳症を改善する
Quercetin ameliorates diabetic encephalopathy through SIRT1/ER stress pathway in db/db mice
- 出典:
- Aging
- 2020
- 12
- 7015—7029
- DOI:
- 10.18632/aging.103059
- 要旨:
- 糖尿病の病態モデルマウスにケルセチンを投与すると、モリスの水迷路試験および新奇探索試験にて、学習および記憶能力に改善が見られた。また、経口グルコース負荷試験とインスリン負荷試験の結果にも改善が見られた。ケルセチンは、SIRT1の発現を上方調節し、小胞体ストレスに関連する蛋白質(PERK・IRE-1α・ATF6・eIF2α)を阻害することで、神経損傷を抑制した。