ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病が欠損を誘発するラットの獲得学習・保持記憶・痛みの知覚におけるルチンの有益な効果

Beneficial effects of rutin in diabetes-induced deficits in acquisition learning, retention memory and pain perception in rats

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病モデルラットの、記憶学習障害と化学物質過敏症を、ルチンが改善した。ルチンを30日間投与した結果、受動回避試験のスコアが改善された。ただし、効果があった投与量は25~50 mg/kgであり、10 mg/kgでは有効性を認めなかった。また、ホルマリンテストにて、化学物質に対する痛覚過敏の改善も見られた。