ケルセチンはAMPK/SIRT1シグナル伝達経路を活性化して、マウス由来骨間葉系幹細胞の骨形成分化と抗酸化作用を促進する
Quercetin promotes osteogenic differentiation and antioxidant responses of mouse bone mesenchymal stem cells through activation of the AMPK/SIRT1 signaling pathway
- 出典:
- Phytotherapy Research
- 2021
- 35
- 2639-2650
- DOI:
- 10.1002/ptr.7010
- 要旨:
- マウスの骨髄から単離した骨間葉系幹細胞にケルセチンを作用させると、抗酸化酵素SOD1および2を上方調節し、同細胞の骨分化を促進した。同時に脂肪細胞への分化は阻害された。ケルセチンはまた、AMPKのリン酸化を促進し、SIRT1の発現を上方調節した。従って、AMPK/SIRT1のシグナル伝達の活性化が、骨分化の本質である。