Sprague-Dawleyラットに酵素処理イソケルシトリン処置した後に、黄色骨髄を脱色する化合物
Identification of compound causing yellow bone discoloration following alpha-glycosyl isoquercitrin exposure in Sprague–Dawley rats
- 出典:
- Archives of Toxicology
- 2020
- 94
- 2413–2421
- DOI:
- 10.1007/s00204-020-02760-z
- 要旨:
- メスのラットに14日間酵素処理イソケルシトリンを混餌投与し、次の14日間を空白期間とした。その結果、大腿骨の黄色骨髄の脱色効果が、投与量依存的に認められた。尿中のケルセチン濃度は、投与期間に比べて空白期間には低下した。酵素処理イソケルシトリンの代謝物4種は、投与期間・空白期間とも大腿骨に存在し、その量は投与量依存的であった。以上の結果から、酵素処理イソケルシトリンが黄色骨髄の脱色に寄与したことが強く示唆された。