ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは免疫細胞の浸潤と関連する炎症性傷害を調節して、外傷が誘発した異所性骨化を軽減する

Quercetin Attenuates Trauma-Induced Heterotopic Ossification by Tuning Immune Cell Infiltration and Related Inflammatory Insult

著作名:
Juehong Li
Ziyang Sun
Gang Luo
Shuo Wang
Haomin Cui
Zhixiao Yao
Hao Xiong
Yunwei He
Yun Qian
Cunyi Fan
出典:
Frontiers in Immunology
2021
12
649285
DOI:
10.3389/fimmu.2021.649285
キーワード:
ケルセチン
マウス
異所性骨化
SIRT1
動物実験
要旨:
Vitro: ケルセチンは、単球のマクロファージへの転換・マクロファージの極性化・マスト細胞の活性化を濃度依存的に阻害した。Vivo: 火傷もしくは腱切除でトラウマを有するマウスの炎症応答および異所性骨化を、ケルセチンが緩和した。ケルセチンは、SIRT1を活性化し、アセチル化されたNFκBおよびp65を減少させた。なお、SIRT1拮抗剤はケルセチンの働きと逆を示し、SIRT1作動剤はケルセチンと同様の働きを示した。