過酸化水素に曝露したラットにおける、腸の酸化状態と炎症のケルセチンによる改善
Ameliorative role of quercetin on intestinal hitomorpometric oxidative status and pro-inflammatory changes in hydrogen peroxide–exposed rats
- 出典:
- Plant Archives
- 2021
- 21, Supplement 1
- 348-356
- DOI:
- 10.51470/PLANTARCHIVES.2021.v21.S1.056
- 要旨:
- 過酸化水素で惹起したラットの腸損傷を、ケルセチンの抗炎症作用が保護した。ケルセチンは顕著にTNF-αを減少させ、IL-10を増大させた。酸化ストレスの軽減としてケルセチンは、過酸化水素がもたらしたマロンジアルデヒドの増大とGSHの減少を改善した。ケルセチンはまた腸絨毛を厚くし、腸陰窩を深くし、杯細胞を増大させて腸の吸収機能を回復させた。