ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

火傷したラットに対する、イソケルセチンを含むクリームの有望な治癒効果

Evaluation of the wound healing potential of isoquercetin-based cream on scald burn injury in rats

著作名:
Nitish Bhatia
Gursharan Kaur
Varinder Soni
Juhi Kataria
Ravi K. Dhawan
出典:
Burns & Trauma
2016
4
10.1186/s41038-016-0032-1
DOI:
10.1186/s41038-016-0032-1
キーワード:
ラット
火傷
イソケルセチン
クリーム
上皮化
動物実験
要旨:
90℃の熱湯で惹起したラットの火傷に、イソケルセチンを含むクリームを塗布して、その治療効果を調べた。イソケルセチン処置は対照群と比較して、創傷収縮の割合が有意に増加し、上皮化の期間が有意に減少した。イソケルセチンの治癒効果には濃度依存性が見られ、0.06% w/wにて、ほぼ完全な再上皮化と皮膚組織の再構築を認めた。火傷は、2-チオバルビツール酸反応性物質の上昇と、皮膚組織にGSHの低下をもたらしたが、イソケルセチンが逆転させた。