ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

急性副鼻腔炎のモデルラットにて、ケルセチンは肺と脳の鼻洞炎症と炎症応答を軽減する

Quercetin attenuates naso-sinusal inflammation and inflammatory response in lungs and brain on an experimental model of acute rhinosinusitis in rats

著作名:
C. N. Tiboc-Schnell
G .A. Filip
S. C. Man
N. Decea
R. Moldovan
R. Opris
V. Sas
F. Tabaran
出典:
Journal of Physiology and Pharmacology
2020
71
479-490
DOI:
10.26402/jpp.2020.4.03
キーワード:
リポ多糖
ラット
急性副鼻腔炎
ケルセチン
鼻粘膜
動物実験
要旨:
リポ多糖で惹起したラットの急性副鼻腔炎を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンの投与は、鼻粘膜中のTNF-αおよびIL-6を減少させた。注目すべきことに、ケルセチンは鼻粘膜のみならず肺および脳内のTNF-αも減少しており、副鼻腔炎治療薬としての可能性を示唆している。