ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病性網膜症に対するケルセチンの効果とNLRP3インフラマソームおよびオートファジーとの関連

Effects of quercetin on diabetic retinopathy and its association with NLRP3 inflammasome and autophagy

著作名:
Rong Li
Lin Chen
Guo-Min Yao
Hong-Lin Yan
Li Wang
出典:
International Journal of Ophthalmology
2021
14
42-49
DOI:
10.18240/ijo.2021.01.06
キーワード:
網膜毛細血管内皮細胞
糖尿病性網膜症
NLRP3インフラマソーム
血管新生
オートファジー
ケルセチン
要旨:
ヒト網膜毛細血管内皮細胞を高グルコース濃度下で培養すると、細胞遊走と管腔形成が進行し、NLRP3インフラマソームにより炎症性マーカー(カスパーゼ-1・IL-1β・IL-18・LC3・Beclin-1)が増大した。いわば糖尿病性網膜症のシミュレーションであるが、ケルセチンは濃度依存的に、血管新生・NLRP3インフラマソーム・オートファジーを阻害した。