三次元培養における、皮膚線維芽細胞のプロテオームの酸化的な変性への、アスコルビン酸とルチンの保護効果
Cytoprotective Effect of Ascorbic Acid and Rutin against Oxidative Changes in the Proteome of Skin Fibroblasts Cultured in a Three-Dimensional System
- 出典：
- Nutrients
- 2020
- 12
- 1074
- DOI：
- 10.3390/nu12041074
- 要旨：
- ルチンとアスコルビン酸との組合せは、ヒト由来皮膚線維芽細胞にUV照射した際に保護効果を示した。UV照射による炎症誘導物質の過剰発現を組合せが抑制したが、それぞれの単独作用では効果がなかった。アスコルビン酸は、ルチンと蛋白質の結合体を刺激する役割がある。その結果、Nrf2/AREシグナル伝達による抗酸化作用を支え、皮膚保護効果を発揮した。