ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アクネ菌が誘発する皮膚炎症のケルセチンによる阻害効果

Inhibitory Effect of Quercetin on Propionibacterium acnes-induced Skin Inflammation

著作名:
Hyeon-Ji Lim
Sa-Haeng Kang
Young-Jae Song
Yong-Deok Jeon
Jong-Sik Jin
出典:
International Immunopharmacology
2021
96
107557
DOI:
10.1016/j.intimp.2021.107557
キーワード:
角化細胞
HaCaT
単球
THP-1
アクネ菌
炎症性サイトカイン
ケルセチン
マウス
腫れ
動物実験
要旨:
Vitro: ヒト由来表皮角化細胞株HaCaTおよびヒト単球由来細胞株THP-1にアクネ菌を作用させると、炎症性サイトカインの産出を促進するが、ケルセチンを添加すると抑制した。Vivo: アクネ菌をマウスの耳に注入して皮膚紅斑・腫れ・肉芽腫を惹起した。ケルセチンは、耳の厚みと腫れを顕著に改善した。