ヒト由来角化細胞のアトピー性皮膚炎モデルにおいて、ケルセチンは炎症・酸化ストレス・創傷治癒障害を改善する
Quercetin Improves Inflammation, Oxidative Stress, and Impaired Wound Healing in Atopic Dermatitis Model of Human Keratinocytes
- 出典:
- Pediatric Allergy, Immunology, and Pulmonology
- 2020
- 33
- 69-79
- DOI:
- 10.1089/ped.2019.1137
- 要旨:
- ヒト由来表皮角化細胞に濃度1.5 μMのケルセチンを予め添加すると、炎症因子(IL-4・IL-13・TNF-α)を加えても、アトピー状態を示さなかった。その上、抗酸化物質(SOD1・SOD2・CAT・GPx・IL-10)の発現が促進された。ケルセチンはまた、上皮間葉転換を活性化して、角化細胞の損傷を修復した。