ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

乾癬を治療する、キトサンに没食子酸とルチンとを担持したナノ粒子: 角化細胞の過剰増殖・炎症・活性酸素種・微生物感染の標的化

Targeting keratinocyte hyperproliferation, inflammation, oxidative species and microbial infection by biological macromolecule-based chitosan nanoparticle-mediated gallic acid–rutin combination for the treatment of psoriasis

要旨:
HaCaT細胞株に、キトサンにルチンおよび没食子酸を担持したナノ粒子を作用させた。その結果、角化細胞の過剰増殖の抑制・抗酸化作用・抗炎症作用・抗微生物作用が、ルチンもしくは没食子酸をそれぞれ単独担持したナノゲルよりも増強されて観測された。よって、乾癬の治療のために、ルチンと没食子酸を皮膚に送達するDDSを確立した。