ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとフェルラ酸の貯蔵脂肪を低下させる能力は、ヒト脂肪細胞の代謝背景に依存する

The Ability of Quercetin and Ferulic Acid to Lower Stored Fat is Dependent on the Metabolic Background of Human Adipocytes

著作名:
Robert Little
Michael J. Houghton
Ian M. Carr
Martin Wabitsch
Asimina Kerimi
Gary Williamson
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2020
64
2000034
DOI:
10.1002/mnfr.202000034
キーワード:
脂肪細胞
ケルセチン
フェルラ酸
脂質代謝
要旨:
ヒト由来脂肪細胞に、ケルセチンとフェルラ酸との混合物を作用させ、細胞中の脂質代謝への影響を調べた。脂肪が蓄積された状態の細胞では、脂肪が減少し、脂質代謝に関連する因子PPARα/RXRαを産出する遺伝子にも変化が見られた。一方で、脂質を合成・蓄積中の状態では、脂質代謝がほとんど見られなかった。