共同交配した遺伝的に多様なマウスにおける高脂肪食が誘発する肥満: 129S1/SvImJ、PWK/EiJ、CAST/PhJ、WSB/EiJマウスにおけるケルセチンの表現型応答
Diet-induced obesity in genetically diverse collaborative cross mouse founder strains reveals diverse phenotype response and amelioration by quercetin treatment in 129S1/SvImJ, PWK/EiJ, CAST/PhJ, and WSB/EiJ mice
- 著作名:
- Laura E. Griffin
- Lauren Essenmacher
- Kathryn C. Racine
- Lisard Iglesias-Carres
- Jeffery S. Tessem
- Susan M. Smith
- Andrew P. Neilson
- 出典:
- The Journal of Nutritional Biochemistry
- 2021
- 87
- 108521
- DOI:
- 10.1016/j.jnutbio.2020.108521
- 要旨:
- ケルセチンの抗肥満効果を、共同交配したマウスで検証した。いずれも、ケルセチンを含む高脂肪食と含まない場合とで、体重の増減を比較している。ケルセチンは、129S1/SvImJマウスとオスのC57マウスへの体重減少が僅かであるが、メスのC57マウスには少しの効果を認めた。PWK/PhJマウスには、オスには全く無効であるが、メスにはその様な傾向がない。CAST/PhJ、PWK/EiJ、WSB/EiJの各メスマウスでも、C57マウスと比べて効果が低かった。ちなみに、抗肥満効果が顕著に見られるのは、C57BL/6Jマウスを用いた時である。