変形性関節症のラットモデルにて、ケルセチンは腸内細菌叢とメタボロームを調節する
Quercetin modulates the gut microbiota as well as the metabolome in a rat model of osteoarthritis
- 著作名:
- Haifeng Lan
- Wei Hong
- Dongyang Qian
- Fang Peng
- Haiqing Li
- Chunxiao Liang
- Min Du
- Jinlan Gu
- Junxuan Mai
- Bo Bai
- Gongyong Peng
- 出典:
- Bioengineered
- 2021
- 12
- 6240-6250
- DOI:
- 10.1080/21655979.2021.1969194
- 要旨:
- 変形性関節症と腸内細菌叢との関連を、初めて明らかにした。ヨード酢酸誘発変形性関節症モデルラットの便サンプルをメタボロミクス解析して、正常ラットと比較した。その結果、属レベルではクロストリジウム属・バクテロイデス属・バシラス属に変化が見られ、遺伝子レベルではラクトバシラス属と未確認のルミノコッカス科の発現に大きな違いを認めた。また、酢酸、プロピオン酸を始めとする24物質にも変化を認めた。ケルセチンを投与して症状が改善されたラットの腸内細菌叢は、正常に近づいた。