老齢マウスの骨格筋と代謝プロファイルに対する抗酸化剤の効果
Effect of antioxidant supplementation on skeletal muscle and metabolic profile in aging mice
- 著作名:
- Sakuka Tsukamoto-Sen
- Shinpei Kawakami
- Hiroko Maruki-Uchida
- Ryouichi Ito
- Naoko Matsui
- Yuki Komiya
- Yoshitaka Mita
- Mizuki Morisasa
- Naoko Goto-Inoue
- Yasuro Furuichi
- Yasuko Manabe
- Minoru Morita
- Nobuharu L. Fujii
- 出典:
- Food & Function
- 2021
- 12
- 825-833
- DOI:
- 10.1039/D0FO02051F
- 要旨:
- サルコペニア(加齢による骨格筋量の低下)の本質と対策を探るために、25週齢の老齢マウス vs. 4週齢の若齢マウスならびに介入ポリフェノールとして酵素処理イソケルシトリン vs. ピセアタンノールの比較を行った。老齢マウスは若齢マウスと比べて、歩行運動が減少し、血中酸化ストレスマーカーが増大した。これらはポリフェノールで改善されるが、前者は酵素処理イソケルシトリンの方が優れた効果を示し、後者では差が認められなかった。筋肉中の劣化蛋白質の減少効果も、酵素処理イソケルシトリン vs. ピセアタンノール間に有意差を認めた。