ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

老齢マウスの骨格筋と代謝プロファイルに対する抗酸化剤の効果

Effect of antioxidant supplementation on skeletal muscle and metabolic profile in aging mice

要旨:
サルコペニア(加齢による骨格筋量の低下)の本質と対策を探るために、25週齢の老齢マウス vs. 4週齢の若齢マウスならびに介入ポリフェノールとして酵素処理イソケルシトリン vs. ピセアタンノールの比較を行った。老齢マウスは若齢マウスと比べて、歩行運動が減少し、血中酸化ストレスマーカーが増大した。これらはポリフェノールで改善されるが、前者は酵素処理イソケルシトリンの方が優れた効果を示し、後者では差が認められなかった。筋肉中の劣化蛋白質の減少効果も、酵素処理イソケルシトリン vs. ピセアタンノール間に有意差を認めた。