ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはATP感受性カリウムチャネルを介してヒト胃平滑筋を弛緩させるが、一酸化窒素経路とは無関係である

Quercetin relaxes human gastric smooth muscles directly through ATP-sensitive potassium channels and not depending on the nitric oxide pathway

要旨:
極度の肥満(BMI: 47.16±1.84)でスリーブ状胃切除術した患者10名から得た、胃組織サンプルを用いて、ケルセチンの挙動を調査した。ケルセチンは濃度依存的に、胃片の弛緩を誘発した。ケルセチンによるヒト胃平滑筋の弛緩はK+ATPチャネルを介して直接起こり、NO経路とは無関係だった。