そばの外皮に由来するフラボノイドは終末糖化産物を破壊して、糖尿病性腎症を改善する
Flavonoids derived from buckwheat hull can break advanced glycation end-products and improve diabetic nephropathy
- 出典:
- Food & Function
- 2021
- 12
- 7161–7170
- DOI:
- 10.1039/D1FO01170G
- 要旨:
- 終末糖化産物(AGEs)の蓄積が糖尿病性腎症を促進するが、そば殻由来のフラボノイド(主成分: ルチン・ビテキシン・イソオリエンチン・ヒペロシド)は、ACEsを分解した。高度に精製したそば殻フラボノイドを糖尿病モデルマウスに投与し、腎組織のメタボロミクス解析を行った。その結果、ACEsが受容体に結合する過程を、フラボノイドが阻害することが判明した。