粉末蛋白質サプリメント中に含まれる酵素処理イソケルシトリンの、アスリートの体組成に対する効果: 無作為化プラセボ対照二重盲検試験
Effects of enzymatically modified isoquercitrin in supplementary protein powder on athlete body composition: a randomized, placebo-controlled, double-blind trial
- 著作名:
- Naomi Omi
- Hideki Shiba
- Eisaku Nishimura
- Sakuka Tsukamoto
- Hiroko Maruki-Uchida
- Masaya Oda
- Minoru Morita
- 出典:
- Journal of the International Society of Sports Nutrition
- 2019
- 16
- 39
- DOI:
- 10.1186/s12970-019-0303-x
- 要旨:
- 19.8 ± 1.4歳の日本人アメフト選手39名を対象とする、酵素処理イソケルシトリンの効果を検証した臨床研究。ランダムに2群に分け、19名は酵素処理イソケルシトリンが入った乳清蛋白質を、週6回4カ月間摂取した。比較対照群の20名は、酵素処理イソケルシトリンが入っていない乳清蛋白質を、同頻度・同期間で服用した。服用期間終了後、二重X線吸収測定による体組成評価を行った。その結果、酵素処理イソケルシトリン群はプラセボ群と比べて、下肢部の筋肉量と非脂肪重量が顕著に増大した。また、酸化ストレスの指標であるBAP/d-ROMs比率は、酵素処理イソケルシトリン群が有意に高かった。体重・除脂肪体重・体脂肪量・下肢部の脂肪量に関しては、両群間で差を認めなかった。