トライアスロン選手のケルセチンフィトソーム®: パイロットレジストリ研究
Quercetin phytosome® in triathlon athletes: a pilot registry study
- 著作名:
- Antonella Riva
- Jacopo A. Vitale
- Gianni Belcaro
- Shu Hu
- Beatrice Feragalli
- Giulia Vinciguerra
- Marisa Cacchio
- Ezio Bonanni
- Luca Giacomelli
- Roberto Eggenhöffner
- Stefano Togni
- 出典:
- Minerva Medica
- 2018
- 109
- 285-289
- DOI:
- 10.23736/S0026-4806.18.05681-1
- 要旨:
- 既に市販されているケルセチンフィトソーム(ケルセチンーリン脂質錯体のサプリ製剤)の疲労回復効果の検証を、トライアスロン選手を対象に行った。トライアスロンの練習(水泳750 m、自転車20 km、走り5 kmで1セット)を、14日間に8セット行った。介入群23名はケルセチンフィトソーム250 mgを1日2回摂取し、非介入群25名はサプリを使用しなかった。5 km走のタイムの短縮は、介入群の11.3%に対し非介入群は3.9%であり、トレーニングの効果は前者が有意であった。練習後の筋肉痛・こむら返り・局所痛・疲労回復時間の評価項目は全て、介入群に有意差を認めた。また、副作用は特に見られず、安全性も担保された。