ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

キイロショウジョウバエに鉛が誘発する認知障害に対する、ケルセチンとその誘導体の改善的な役割

Ameliorative Role of Nutraceutical Quercetin and its Derivatives Against Cognitive Impairment Process Induced by Lead Exposure in Drosophila melanogaster (Fruit Fly)

要旨:
キイロショウジョウバエに鉛暴露を2週間継続すると、グルタチオン S-トランスフェラーゼ・カタラーゼ・アセチルコリンエステラーゼの活性が低下し、総チオールも減少して、認知障害モデルとなった。しかし、ケルセチン処置により元のレベルに戻った。また、分子ドッキングでは、ケルセチンはアセチルコリンエステラーゼの活性出現ポケットと、活性とは関係なない部位の両方に結合することが示唆された。