キイロショウジョウバエに鉛が誘発する認知障害に対する、ケルセチンとその誘導体の改善的な役割
Ameliorative Role of Nutraceutical Quercetin and its Derivatives Against Cognitive Impairment Process Induced by Lead Exposure in Drosophila melanogaster (Fruit Fly)
- 出典:
- Iraqi Journal of Pharmaceutical Sciences
- 2021
- 30
- 135-142
- DOI:
- 10.31351/vol30iss2pp135-142
- 要旨:
- キイロショウジョウバエに鉛暴露を2週間継続すると、グルタチオン S-トランスフェラーゼ・カタラーゼ・アセチルコリンエステラーゼの活性が低下し、総チオールも減少して、認知障害モデルとなった。しかし、ケルセチン処置により元のレベルに戻った。また、分子ドッキングでは、ケルセチンはアセチルコリンエステラーゼの活性出現ポケットと、活性とは関係なない部位の両方に結合することが示唆された。