ストレプトゾトシンが誘発した糖尿病性末梢神経障害ラットに対する、腸内細菌叢と活性酸素種レベルの調節を介したケルセチンの保護効果
Protective effect of quercetin on streptozotocin-induced diabetic peripheral neuropathy rats through modulating gut microbiota and reactive oxygen species level
- 出典:
- Biomedicine & Pharmacotherapy
- 2020
- 127
- 110147
- DOI:
- 10.1016/j.biopha.2020.110147
- 要旨:
- ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病性神経障害モデルラットを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンは神経痛を緩和し、坐骨神経の形態を改善した。また、血中および尿中の活性酸素種と腸内細菌叢組成との関係を調べた。ケルセチンは4種類の悪玉菌の減少させ、2種の善玉菌を増加させた。この腸内細菌叢の変化は、活性酸素種の出現と深く関係していた。