ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはラットのサイトカインと成長因子を調節して、皮膚創傷治癒を促進する

Quercetin accelerated cutaneous wound healing in rats by modulation of different cytokines and growth factors

著作名:
Vinay Kant
Babu Lal Jangir
Vinod Kumar
Ankit Nigam
Vikash Sharma
出典:
Growth Factors
2020
38
105-119
DOI:
10.1080/08977194.2020.1822830
キーワード:
ラット
ケルセチン
創傷治癒
サイトカイン
成長因子
動物実験
要旨:
ラットの傷口にケルセチンを塗布すると、用量依存的に癒合を促進した。ケルセチンは、IL-10・VEGF・TGF-β1・CD31・α-SMA・PCNA・GAP-43を増大させ、TNF-αを減少させた。線維芽細胞の増殖・血管新生・コラーゲンの蓄積で起こる、炎症性細胞の浸潤と肉芽組織の形成を、ケルセチンが促進した。