瘢痕治療における、ケルセチンの塗布とシリコンゲルシートの貼付けの相乗効果
Synergistic Effects of Quercetin-Modified Silicone Gel Sheet in Scar Treatment
- 著作名:
- Jian Jin
- Tao Tang
- Hao Zhou
- Xu-Dong Hong
- Hao Fan
- Xu-Dong Zhang
- Zheng-Li Chen
- Bing Ma
- Shi-Hui Zhu
- Guang-Yi Wang
- Zhao-Fan Xia
- 出典:
- Journal of Burn Care & Research
- 2022
- 43
- 445–452
- DOI:
- 10.1093/jbcr/irab100
- 要旨:
- ケルセチンおよびシリコンゲルシートは、それぞれ別の箇所に作用して瘢痕(傷跡)を緩和し、しかも相乗的な効果を発揮した。ウサギに耳に直径1 cmの傷をつけ、1日3回のケルセチンの塗布、シリコンゲルシートの貼付け(2日ごとに交換)、両者の併用の各治療を施した。経表皮水分損失は、併用群とシリコンゲルシート群が同等に抑制したが、ケルセチン群には効果が見られなかった。I型およびIII型コラーゲンの発現は、併用群とケルセチン群が同等に抑制したが、シリコンゲルシート群には効果が見られなかった。