ケルセチンによる口内炎の管理: 無作為化臨床試験
Management of Aphthous Ulceration with Topical Quercetin: A Randomized Clinical Trial
- 出典:
- The Journal of Contemporary Dental Practice
- 2010
- 11
- 9-16
- DOI:
- 10.5005/jcdp-11-4-9
- 要旨:
- 18~41歳のアフタ性口内炎男性患者40名を対象とする、ケルセチンの治療効果を検証した臨床研究。ランダムに20名ずつ2群に分け、介入群はケルセチンを1日3回患部に塗布した。コントロール群は、1日3回、塩酸ベンジダミンによる口腔洗浄を行った。ケルセチンによる痛みの緩和と治癒を認めた被験者は、2~4日で7名(35%)、4~7日で18名(90%)、7~10日で20名(100%)であった。潰瘍のサイズを両群で比較すると、ケルセチン群が有意に(P<0.004)縮小した。