ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

MPTPがマウスに誘発した、TNF-αの上昇とカスパーゼ3の遺伝子発現に対する、ケルセチンの神経保護効果

Neuroprotection Effect of Quercetin on TNF-α Levels and Gene Expression of Caspase 3 in MPTP-Induced Male NMRI Mice

要旨:
神経毒1-メチル-4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン(MPTP)で惹起したパーキンソン病の病態マウスを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンを35日間投与すると、パーキンソン病の行動試験に顕著な改善が見られた。ケルセチンは脳の黒質とTNF-αを減少させ、カスパーゼ-3を産出する遺伝子の発現を抑制した。