ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸化ストレス・炎症・GSK-3β・アポトーシスを軽減する、Trifolium alexandrinum抽出物・ヘスペレチン・ケルセチンによる、ラットの糖尿病性腎症の有望な治療効果

The potential therapeutic effects of Trifolium alexandrinum extract, hesperetin and quercetin against diabetic nephropathy via attenuation of oxidative stress, inflammation, GSK-3β and apoptosis in male rats

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病性腎症のモデルラットを用いる、Trifolium alexandrinum(マメ科の植物)抽出物・ヘスペレチン・ケルセチンの薬効評価。モデルラットは、尿素窒素・クレアチニン・ALP・総蛋白質・アルブミン・グロブリンが著しく増加し、チオバルビツール酸反応性物質・TGF-β・TNF-α・IL-6が上昇し、総抗酸化能・GSH・カタラーゼは減少した。Trifolium alexandrinum抽出物・ヘスペレチン・ケルセチンの投与はいずれも、この様な異常を解消した。なお、ヘスペレチンとケルセチンはTrifolium alexandrinumの主成分である。