ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

オリーブオイルを基剤とするケルセチンのナノ乳濁液の、ヒト血清蛋白質との相互作用と抗癌活性

Olive oil-based quercetin nanoemulsion (QuNE)’s interactions with human serum proteins (HSA and HTF) and its anticancer activity

著作名:
Farnaz Ahmadi Oskooei
Jamshid Mehrzad
Ahmad Asoodeh
Alireza Motavalizadehkakhky
出典:
Journal of Biomolecular Structure and Dynamics
2023
41
778-791
DOI:
10.1080/07391102.2021.2012514
キーワード:
DDS
オリーブオイル
ケルセチン
ナノ乳濁液
血清蛋白質
肝癌
HepG2
アポトーシス
要旨:
新規DDSとして、オリーブオイルを基剤とするケルセチンのナノ乳濁液を設計した。フリーのケルセチンと比べて、ナノ乳濁液中のケルセチンは、ヒト血清アルブミンおよびホロ型トランスフェリンとの親和性が向上し、安定な複合体を形成した。ナノ乳濁液をヒト由来肝癌細胞株HepG2に作用させたところ、カスパーゼ-3の遺伝子発現を上方調節しアポトーシスを誘導して、生存率を下げた。