ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは、歯周炎の酸化ストレスによる歯周靱帯細胞の損傷と歯槽骨の喪失を防止する

Quercetin Prevents Oxidative Stress-Induced Injury of Periodontal Ligament Cells and Alveolar Bone Loss in Periodontitis

著作名:
Yu Wei
Jiayao Fu
Wenjing Wu
Pengfei Ma
Le Ren
Zimei Yi
Junhua Wu
出典:
Drug Design, Development and Therapy
2021
15
3509-3522
DOI:
10.2147/DDDT.S315249
キーワード:
ケルセチン
歯周靱帯細胞
NFE2L2
歯周炎
マウス
歯槽骨
動物実験
要旨:
ケルセチンは5 µMの濃度で、ヒト歯周靱帯細胞の核因子赤芽球2関連因子2 (NFE2L2)シグナル伝達を活性化した。その結果、同細胞を酸化的損傷から保護し、細胞した老化を減らし、骨形成能力を維持した。歯周炎のマウスモデルにおいても、ケルセチンのNFE2L2の活性化を認め、歯槽骨の吸収(歯周炎による歯槽骨消失の主原因)を抑制した。