ケルセチンは侵食性象牙質の摩耗を低減する: 実験室および臨床研究のエビデンス
Quercetin reduces erosive dentin wear: Evidence from laboratory and clinical studies
- 出典:
- Dental Materials
- 2020
- 36
- 1430-1436
- DOI:
- 10.1016/j.dental.2020.08.013
- 要旨:
- Vitro実験: 2 mm立方の象牙に、水・エタノール・フッ化ナトウム・クロルヘキシジン・エピガロカテキンガレート・ケルセチンを作用させ、腐食抑制物質をスクリーニングしたところ、ケルセチンが最も有望であった。臨床研究: ヒトの歯に、ケルセチンもしくはフッ化ナトウムの塗布を1日4回行い、7日間継続した際の象牙質の腐食抑制効果を比較した。結果として、ケルセチンに有意差を認めた。