ラットの睡眠-覚醒サイクルに対するケルセチンの効果: レム睡眠の調節におけるA型GABA受容体の関与
Effects of quercetin on the sleep–wake cycle in rats: Involvement of gamma-aminobutyric acid receptor type A in regulation of rapid eye movement sleep
- 出典:
- Brain Research
- 2010
- 1330
- 83-88
- DOI:
- 10.1016/j.brainres.2010.03.033
- 要旨:
- ケルセチンをラットに投与すると、暗所でのノンレム睡眠が長くなり、レム睡眠が短くなった。この状態でGABA拮抗剤を投与すると、レム睡眠が妨害され、ノンレム睡眠は影響を受けなかった。これらの実験事実は、ケルセチンによるGABAの活性化が、睡眠―覚醒の繰り返しを誘導したことを示唆している。