ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ハス葉のエタノール抽出物中のケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体は、GABA作動性メカニズムを介して齧歯動物モデルの睡眠量と質を向上させる

Quercetin-3-O-glucuronide in the Ethanol Extract of Lotus Leaf (Nelumbo nucifera) Enhances Sleep Quantity and Quality in a Rodent Model via a GABAergic Mechanism

要旨:
ハス(Nelumbo nucifera)葉のエタノール抽出物が、マウスおよびラットの睡眠の質と量を改善した。エキスの高投与(300 mg/kg)は、無投与時と比べて顕著に睡眠時間を長くした。エキスの高投与(300 mg/kg)・低投与(150 mg/kg)ともに、無投与時と比べて顕著にシータ波を出す時間を長くし、睡眠の質を改善した。ケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体とGABA受容体とが結合した錯体が確認され、GABA系神経伝達の関与を示唆した。