運動後の酸化還元状態と炎症に対する、レスベラトロールとケルセチンの摂取の効果
Effect of resveratrol and quercetin supplementation on redox status and inflammation after exercise
- 出典:
- Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism
- 2013
- 38
- 701–706
- DOI:
- 10.1139/apnm-2012-0455
- 要旨:
- ケルセチンとレスベラトロールとの組合せの機能として、運動後の酸化ストレスへの影響を検証した臨床研究。アスリート40名を対象として、二重盲検で行った。介入群はケルセチン225 mgとレスベラトロール120 mgを6日間服用し、7日目の運動の直前に、ケルセチン450 mgとレスベラトロール240 mgを服用した。同じタイミングでコントロール群はプラセボを服用し、1週間のウォッシュアウト期間の後、互いの服用内容を入換えたクロスオーバーを実施した。運動前後で、酸化ストレスの指標F2-イソプロスタンは、介入群の減少が顕著(P=0.039)であった。それ以外の指標FRAP・ORAC・TEACは運動後に増加し、介入効果を認めなかった。