ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ステリグマトシスチンが誘発する酸化ストレスと細胞毒性に対するケルセチンの役割

Role of quercetin on sterigmatocystin-induced oxidative stress-mediated toxicity

要旨:
ヒト由来神経芽細胞SH-SY5Yに、ステリグマトシスチン(マイコトキシン)を作用させて惹起した酸化ストレスと細胞毒性を、ケルセチンが保護した。SH-SY5Yに予めケルセチン処置を行うと、ステリグマトシスチンがもたらす生存率の低下・活性酸素の発生・HO-1およびNOS-2の過剰発現・NF-κBの核移行を防止した。ケルセチンはまた、TNF-αとIL-6の発現を下方調節した。