ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはサルコイドーシスの酸化ストレスと炎症マーカーを減少する

Quercetin reduces markers of oxidative stress and inflammation in sarcoidosis

要旨:
45 ± 10歳で、治療歴がなく非喫煙者のサルコイドーシス患者18名を対象とする、二重盲検臨床研究。2日間のウォッシュアウトの後、ランダムに2群に分け、ケルセチン群12名は24時間に計2 g(昼食中・夕食中・就寝前・翌日の朝食中にそれぞれ500 mgずつ)のケルセチンを服用した。残る6名のコントロール群は、同時にプラセボを摂取した。直後の血液検査の結果、ケルセチン群の血中総抗酸化能は、コントロール群と比べて有意に(P<0.01)増加した。ケルセチンはまた、炎症の指標TNF-α/IL-10比およびIL-8/IL-10比も、顕著に(P<0.01)減少させた。