ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンと加水分解酵素は、マラソンが誘発した炎症を軽減しない

Rutoside and Hydrolytic Enzymes Do Not Attenuate Marathon-Induced Inflammation

要旨:
42 ± 11歳のマラソンランナー138名を対象とする臨床研究。ランダムに2群に分け、72名は介入群としてルチン100 mg、ブロメライン90 mg、トリプシン48 mgを含む錠剤をマラソン前の1週間に1日3回4錠服用し、残る66名は対照群としてプラセボを服用した。マラソンの5週間前・直後・24時間後・72時間後にそれぞれ採血を行い、炎症マーカーをモニタした。その結果、IL-6・IL-10・C-反応性蛋白質・白血球の全てにおいて、両群間に差が見られなかった。