ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マウス由来炎症性マクロファージにて、ケルセチンはサイトカインの発現を調節し、TLR2の発現とSTAT3の活性化を阻害する

Quercetin Modulates Cytokine Expression and Inhibits TLR2 Expression and STAT3 Activation in Mouse Activated Inflammatory Macrophages

著作名:
Yi-Ru Liao
Jin-Yuarn Lin
出典:
Journal of Exploratory Research in Pharmacology
2020
5
31-41
DOI:
10.14218/JERP.2020.00006
キーワード:
マウス
リポ多糖
マクロファージ
ケルセチン
抗炎症作用
ex vivo
要旨:
マウスの炎症をリポ多糖で惹起し、腹膜から取出したマクロファージにケルセチンを作用させた際の、炎症関連物質の挙動を調べた。ケルセチンは、炎症を誘導するTNF-αの遺伝子発現を減少させ、抗炎症性物質IL-10に関しては増大させた。またケルセチンは、TLR2遺伝子の発現を阻害し、炎症性マクロファージ中のSTAT3のリン酸化も抑制した。